「ガラケーが使えなくなる!」そんな話を一度は耳にしたことがないだろうか?
結論から言うと、キャリアよっては使えなくなる端末もありますが、まだまだガラケーは使えるため安心して下さい!
2022年3月末に、auの3G回線サービスが終了。2024年1月下旬にはソフトバンクでも3G回線のサービスが終了しガラケーが使えなくなりました。
では、ドコモのガラケーはいつまで使えるのか?それとも永久に使えるのか?
この記事では、キャリア別に3G回線のサービス終了時期を解説しています。他にも3G回線が終了した場合、ガラケー利用者が今後行うべき対策についても紹介しています。今現在ガラケーを利用している方は、是非参考にしてみてください。
ガラケーと3G回線について
一言でガラケーといっても、さまざまな機種があります。それにガラホ(見た目は折りたたみ携帯だけど、中身は4G回線対応のスマホ)のように、外見がガラケーに似ているため、区別がしにくく混同しやすいです。
ここでは、まずガラケーと3G回線の定義について簡単に紹介します。
ガラケーとは?
「ガラパゴスケータイ」の略です。フィーチャーフォンと呼ぶ方もいますが、ほぼ同じ意味として世間一般的に使われています。
フィーチャーフォンの主な機能は通話です。他にインターネット接続(例:ドコモのiモードやメールなど)が使えます。
機種によっては、カメラやワンセグ、おサイフケータイといった機能なども搭載しています。
3G回線とは?
3G回線は2000年代前半に主に使用していた第3移動通信システムの通称です。各キャリアは3G回線を使い、FOMA(ドコモ)、CDMA 1XやCDMA 1X WIN(共にau)、SoftBank 3G(ソフトバンク)といったガラケー対応のサービスを行ってきました。
その後、4G回線(スマホなどに対応)と呼ばれる第4移動通信システムが登場しますが、フィーチャーフォンは4G回線対応に設計されていないため、対応不可になりました。
つまり、各キャリアの3G回線サービスが終了すると、キャリア別のフィーチャーフォンは使えなくなる(ガラケーが使えなくなる)ということになります。
【キャリア別】3G回線のサービス終了時期
ガラケー対応の3G回線に関しては、各キャリア毎にサービスの終了時期を発表しています。
ただし、サービスが終了するといっても今すぐガラケーが使えなくなるわけではないため、安心して下さい。それに各キャリア毎に3G回線のサービス終了時期が異なります。
まずは、あなたが保有しているガラケーのキャリアはいつまで使えるのか?まずは終了時期を知ることが大事です。
auの3G回線終了時期
auは2018年11月に「CDMA 1X WIN」が終了することを発表。そしてauの3G回線サービスは、2022年3月31日をもって終了しました。
3大キャリアのなかでも最も早く3G回線サービスを終了したこともあって、「ガラケーが使えなくなる!」といった誤解を生むきっかけになりました。
ソフトバンクの3G回線終了時期
ソフトバンクは2019年12月に、「SoftBank 3G」を終了することを発表。そしてソフトバンクの3G回線サービスは、2024年1月下旬に終了しました。
ドコモの3G回線終了時期
ドコモは2019年10月に、「FOMA」や「iモード」サービスの対応機種が使えなくなることを発表。ドコモの3G回線サービスは、2026年3月31日に終了予定です。ドコモは、3キャリアのなかで最も遅い終了時期になります。
ガラケー利用者の対策!4G対応の機種に変更
キャリアの3G回線サービスが終了するまでの間は、今まで通りガラケー使うことができます。しかし、サービス終了時期を過ぎてしまうと、今まで使えていたガラケーはただの箱になります。
それまでに、4G対応のケータイ(いわゆるガラホ)やスマホに機種変更することで問題を解決することができます。
(例)4G対応のケータイ(ガラホ)
- Mode1 RETROⅡ(SIMフリー)
- arrows ケータイ F-03L(ドコモ)
- AQUOS ケータイ SH-02L(ドコモ)
- GRATINA KYF39(au)
- INFOBAR xv(au)
- DIGNO ケータイ3(ソフトバンク)など
4G対応のケータイ(ガラホ)といっても、機種が限られます。それに便利なアプリが使えない機種もあり、機能面においてデメリットがあります。不自由なく使いたいのであれば、スマホに機種変更するのが最も安心で確実です。
ガラケーからスマホに機種変更した場合
ガラケーからスマホに機種変更すると、世界観が一気に変わります!これは、ガラケーでは体験できない便利な機能の数々、そして使いやすさによって、あなたも衝撃を受けるに違いありません。(のめり込んでしまうかも!?)
ここでは、スマホのメリットとデメリットを簡単に紹介します。
スマホのメリット
メリット
- 画面が見やすくなる
- 便利なアプリが使える
- 無料Wi-Fiが使える
まず画面が大きくなります。ガラケーは3.0~3.5インチが主流ですが、スマホは4~6.5インチの大画面になるため、文字が圧倒的に見やすいです。
そして3回線より大容量のデータ通信容量を使うことができるため、パソコンと同じインターネット通信ができます。特にさまざまなアプリが使えるため、ガラケーとの最も大きな違いといえます。
LINEといったコミュニティーツールやTwitterやFacebookといったSNS、他に生活や健康管理、ゲームなどさまざまジャンルのアプリを楽しむことができます。
また、契約している携帯会社以外にさまざまな電波を受信できます。例えばコンビニなどにある無料Wi-Fiスポットを利用すれば、契約中のデータ通信容量を消費することなく、無料で大容量のデータ通信を使うこともできます。
スマホのデメリット
デメリット
- 操作方法が変更
- 料金が高くなる場合もある
- バッテリーの消費が早くなる
ガラケーからスマホに機種変更すると、最初は操作方法に戸惑うと思います。スマホはガラケーと違ってボタンがありません。画面を直接触って操作する必要があるため、慣れるまでは使い方を覚える必要があります。
また、人によっては月額基本料金が高くなる場合もいます。特に通話がメインでガラケーをほとんど使わなかった人は、契約会社やプラン選びには注意してから契約をして下さい。
他にも、スマホのバッテリー消費量が気になると思います。スマホはガラケーよりデータ通信容量を多く使うため、バッテリーが消費しやすいです。そのため、充電頻度が必然と高くなります。
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まとめ
「ガラケーが使えなくなる!」といった噂がありますが、今すぐに使えなくなるわけではありません。
各キャリアの3G回線のサービスが終了するまでは使えるため、安心して下さい。ただし、キャリア毎に3G回線のサービス終了時期は異なるため、確認が必要です。
キャリア別の3G回線終了時期
- auは2022年3月31日に3G回線のサービスを終了
- ソフトバンクは2024年1月下旬に3G回線のサービスを終了
- ドコモは2026年3月31日に3G回線のサービスを終了
現在ガラケーを使っている方はキャリアの3G回線サービスが終了するまでに4G対応のケータイ(ガラホ)やスマホに機種変更する必要があります。
特にスマホは4G対応のケータイ(ガラホ)と比べると機種が多く、それにさまざまなアプリに対応しています。
ガラケーよりも使える機能が増え、あなたの生活が便利になること間違いありません。一度、検討してみると良いと思います。
使わなくなったガラケーは、リサイクル回収や引き取り(買取)といった方法で処分できます。不要な方は、別の記事を参考にしてみて下さい。
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